霊が見えない万紀子の除霊日記@函館

霊は見えませんがご依頼が来れば除霊しています。基本は心理カウンセラーです。パーソナルトレーナーもしてます。夫はキリスト教の牧師です。

神様の領域、人の領域

今日はキリスト教のお話。

前回の記事で、毎日何度も金縛りになってしまう方のことを書きました。

その方が昨日、私と話をしてから一度も金縛りになっていないと、ありがとうございます、と報告をくださいました。ウッシとガッツポーズ。もしこれで改善しなかったら、と用意していたポイントは扱わずに済みました。

「あ。来たかも。金縛りになりそうって思ったことは何回もあるんですけど、でも結局ならなかったんです」

とおっしゃっていたあたり、やはり霊障の金縛りだったかなと思います。多分まだつけ入るスキはないかとうろついているんでしょうね。でも、信仰のしっかりした方です。境界線という概念を知らずとも、ご自分と神様との関係の中で見直すべきところにしっかりと線を引いたことがうかがわれました。

やはり原因は境界線でした。

宗教を信仰していると、人と人だけでなく、神様との境界線も生活に関わってきます。でも誤解しないでいただきたい。神様が罰を与えるかのように霊障を起こすのではありません。神様の領域に踏み込んでしまうことは、自分の境界に穴を開けることになります。それはそのまま悪い霊がつけ入るスキを与えてしまうのです。先ほどの金縛りにあっていた方が信仰的に未熟だったわけではありません。むしろ非常に役割の大きな方だからこそ、小さなスキも狙われるのです。多分内容を聞けば、え?そんなことで?と思う人が多いような、ごく小さなことです。他の人より神様の領域に大きく踏み込んでいたか、といえばむしろ普通の信者さんよりごくわずかな踏み込みですよ。未熟な困ったさんは、悪い霊もノーマーク。

キリスト教では、死者が何かを訴えて霊障を起こすとは考えません。何か良いことが進むときに、邪魔をしようとするものが働くと考えます。もちろんそういう場合だけではなく、幼少から親との関係によって霊障を引き寄せたり、心霊スポットに踏み込むなど何かのきっかけで霊障が起きることもありますけどね。だから、霊障が起きるということは重要人物(=承認欲求)なんて考えたら罠にはまりますよ。

キリストの御名と血潮の力は強いのですが、霊障が起きるには理由があります。追い出せばいいってもんじゃないのよ。境界線を整えてから血潮で覆うと、悪い霊がちょっかいを出せなくなります。言い方を変えれば、いくら御名によって命じても、命じる人間や霊障にあっている人間に境界線の破れがあれば、スカスカでスキだらけ、悪い霊もへっちゃらなのですよ。だから御名によって命じたのに逆襲されたり、全然効果がないということが起きるわけです。

霊の世界は、人間界より厳密です。

境界線が厳密に見えないと、扱えない分野なのです。

だからね、十字架とか聖水とかイエスキリストの御名とか血潮とか(畏れ多いけどある意味グッズ)は、使う人間も試されます。下手に振り回すと逆襲されて危険。多分今までこの分野は境界線の概念なしに研究されてきたと思われます。このブログよエクソシズム研究者の目に留まれ。

エクソシズム霊障を扱いたいなら、まず境界線をがっつり勉強しましょうね。話はそれから。普通のカウンセリングより難しいですから。

 

カウンセリング→https://rcmethod.jp/reserve/

 

ご予約状況→http://karadadzukuri.blog.fc2.com/blog-category-21.html