霊が見えない万紀子の除霊日記@函館

霊は見えませんがご依頼が来れば除霊しています。基本は心理カウンセラーです。パーソナルトレーナーもしてます。夫はキリスト教の牧師です。

役に立たない第六感は妄想

世の中にはいろんな人がいて「宗教なんてバカみたい」と言いながら占いに通う人とか、自分に疑問を持たないのかななんて思いながら見ています。

見えない世界があると信じる人も信じない人もいて、別にどっちでもいいでしょう。

ただやっぱり、妄想なのか何かが起きているのかは、証明できるかで考え見分ける必要があります。数学でやったあれです。


昨日、毎日何度も金縛りにあうという方がいらして、肩に重い空気を背負っていたので、少しお話を伺って、これかなというものからたどって外しておきました。重い空気もなくなった感じ。

※身体は寝ていて脳が起きていて起きる金縛りの可能性も検証してあります。いきなり霊障とは考えず、まず通常の医学などで考えられる可能性を潰してからの話です。

実際にはコトはそう単純ではないですが、金縛りが多発するという現象と、その方はメンタルにダメージを負っていたというふたつの事実があって、私が重い空気を感じたのはあまり重要ではありません。

これで金縛りが減ったなくなった、ということになれば、その重い空気はその方に何か影響を及ぼしていた、ということになります。しかし、そもそも重い空気が何だったのかは結局わかりません。

メンタルダメージを重い空気として私が感じ取ったのか、何かがいたのかは、どちらでも良いことです。

メンタルダメージは扱ったので、ご本人はスッキリして心が軽くなったとおっしゃっていました。メンタルダメージが金縛りを起こしていたとしたら、これで減るかなくなるかするはずです。ただもうひとつ、ご本人には言っていない気になることがあり、そちらが金縛りの原因になっているかもしれないので、まずは様子見です。

メンタルダメージが即ち金縛りを起こしていたのか

別のダメージが境界線に破れを起こし、そこに何かが憑いたのか

判断する材料が少ないので、まずはわかりやすいメンタルダメージを扱っておきます。ついでに後者であっても、今回のメンタルダメージに紐付いていればもう足がかりが外れているようには処置してあります。二重三重の効果を見て処置をします。あるいは、あの気になることが原因なら他の可能性をまとめて潰しておくと、後が楽ですから。

私は「わかる」人間ではありません。材料を集めて推測と仮説を重ね、実証できたら、法則として観察できるか、似た事例を探し、当てはめてみます。証拠がないものは数に入れません。


自分が特別でありたい人は「重い空気を感じ取った」ことを重要視してしまいます。もうそこでズレるのですよ。相手を見ないで「私を見て」モードになっています。重い空気を感じたことが何の役にも立たないただの自慢話になります。その時点で、私は妄想と判断します。

役に立たない第六感は妄想。


大事なことは、相手の方の金縛りによるストレスがなくなること、メンタルダメージが癒されることです。そのために、敏感であったことが役に立ったかもね、程度のこと。そこから目を離してはいけないし、脇見してしまうならそれは特別な能力たり得ないのです。

 

妄想は役に立たないし、現実からも逃避するので、百害あって一利なしなんですよ。特に霊障なんか扱う人間なら、妄想からすぐにかどわかされます。そんな甘い世界じゃない。憧れるとしたら向いていません。結果を積み重ねてからモノを言えます。安易に踏み込まないこと。