霊が見えない万紀子の除霊日記@函館

霊は見えませんがご依頼が来れば除霊しています。基本は心理カウンセラーです。パーソナルトレーナーもしてます。夫はキリスト教の牧師です。

エクソシストがなぜ悪霊を追い出せないのか

クリスマスにこんな記事(笑)

カトリックの悪霊追い出す人をエクソシストと言いますね。プロテスタントにそういう名称の人がいるのかは知りませんが、とりあえず便利なのでキリスト教で悪霊追い出しをする人をエクソシストと呼びましょう。で、実際のところ、エクソシストって悪霊追い出しできてない人が多いというのが現場感覚です。いや、現場自体多くないけど。

理由は

①理論がない

②悪霊に憑かれている人を扱わない

エクソシストが自分を整えてない(整え方がわかってない)

に大別されるかなと思っております。

一応カウンセリングの仕事を始めてから、十数件の除霊をしましたが、これが多いのか少ないのかは分かりません。そうね。#エクソシストと繋がりたい とかやればいいのかしら(笑)。幼い頃は、そういうの(霊的戦いなどと呼んだ)が結構多い教会にいて、悪霊追い出しの祈りなど身近でした。記憶をたどる限りでは、やっぱり理由の①②③が当てはまっていたなと思います。

イエス・キリストの御名によって命じる!この人から出て行け!」と祈れば、その人は苦しみ始め、神様を冒涜するようなことを言って気絶したりして、よし出ていったぞ!なんてやっていました。幼心に「すごい」と思っていましたが、今思えばその人のその後にはあまり変化がなかったり。

イエス・キリストの御名とか十字架とか聖水とかを突きつけるのって、獣に火を突きつけるような感覚ですよね。相手が嫌がる恐れるものを突きつけることで相手が逃げるよう仕向けるのです。火は怖いけれど、火を持っている人間を襲えば良いと学習した獣に火は効きません。なんていうか21世紀現代、未だこれをやっているという事実。見えない世界が見えない故に、見える人は理論より見えることを重んじ、見えない人はその世界をないものとして扱うためでしょうね。

いろいろ知識がついてくると、見えない霊の世界にも、ルールがあることが分かってきます。ちゃんとそういうルールを把握して理論を組んでいるものがあるなら勉強したいのですが、今のところ独学と実験検証のみでやっています。それでも結果は出しているので、方向性は間違っていないと思います。私は見えないけれど感じる敏感さと、心理カウンセラーとして、脳のことをよく知り、それで解決できない部分があるという実例も知っているので、ひたすら理論と仮説と実証を用いるのに適した存在なのでしょう。

バチカンカトリックの神学校でエクソシスト養成講座がプロテスタントの教職者にもオープンになったのは、エクソシストの数が減っているからだそうです。英語ができなきゃダメなのと、私が教職者ではないのと、心理学からやるというカリキュラムを見て、うーんこれじゃないな、と思いました。

個人的には多分私の理論と技術が、現在キリスト教の中では最先端ではないかなと思っております。

霊的戦いが好きな人たちがいて、そういう人たちは、心理学の範囲内のことや統合失調症の症状や体の病気まで悪霊のせいにして「技」(?)を使いたがるのですが、個人的に感心しません。私は、悪霊や何か人外の仕業と考えるのは、最後だと考えています。まず病院で検査をし、原因がわからないなら、精神的な問題があるかもしれません。精神的な部分を扱ってもなお、何かあるようなら初めてエクソシズムを持ち出します。順番大事です。

私は、カウンセリングで除霊する必要が出た時は、憑いている「何か」でなく憑かれている本人を扱います。パーソナルトレーナーとしてお客様のお体に触ったときにシュッと何かが出ていったりする時もありますが、そういう時は疲れます。自分の体から何かエネルギーが流れ出る感じがします。私は見えないので、何かが憑いていても見えないので、触って何かが起きて初めて気づくこともあるのです。あまりそういうのはちゃんとできていないので、またご本人に戻ってきたりします。だから、理由の②憑かれている人を扱う必要があるのです。

なんとなく、火を振り回すだけじゃダメなんだということは伝わったでしょうか。次回は、理論を少し書きますね。